プセウドリトス マッコイ (Pseudolithos mccoyi)
プセウドリトス マッコイ(Pseudolithos mccoyi)はこの属の中でも非常に小さく
プセウドリトスの中でも珍しく群生する品種です。
ドドソニアナスと並んでプセウドリトス属の異端的な品種であると言えます。
現在では異属に分類されている場合もあるようです。
茎の形態と DNA の研究により、Anomalluma mccoyiとして Anomalluma 属に分類されています。
栽培者の主観による形態、特徴
他のプセウドリトスと比べても色彩の違いから、一目見ただけでこれプセウドリトスでいいの?って
思わせる爬虫類のような肌質に見えるのですが、実際、自分が栽培した感じも
よりカラルマ属なんかに近い感じがします。
球体
灰黒色の四角い球体を持ち年々群生していきます。
球体の径8mm~10mmほど、高さは7cmくらいで横に広がり栽培した中では
群生株の全体径が10cmくらいでしょうか、、、ただ栽培上はもっと大きな群生も作れそうです。
プセウドリトス ドドソニアナス (Pseudolithos dodsonianus)と近縁で扱われますが、
ドドソニアナスはより細かいしわのある、ある意味、プセウドリトスらしい肌の表面を持ち
こちらは色彩もより緑色が強いです。
プセウドリトス カプトビペラエ (Pseudolithos caput-viperae) および
プセウドリトス ドドソニアナス (Pseudolithos dodsonianus) と共に
この属の中で唯一群生していくグループです。
花
花は中央部が白く、それを取り囲むように籠状の作りをしており
その外側に艶消、暗紫色の花弁を着けます。パッと見は普通のガガイモ科らしい花ですが
ミクロで見ると、この籠状になった部分をはじめ、緻密な作りが楽しい花ですよ。
さらに横から見ると籠状になっているのがわかるでしょうか、、、
大きさは球体の径と大体同じくらいで8~10mmほどの小さな花を群開します。
そんなに強くありませんが、やはり腐肉臭のような悪臭がします。
分布、自生地
主にオマーン
イエメンにも自生しているとの情報も、、、?
まとめ、栽培雑記
プセウドリトス マッコイ(Pseudolithos mccoyi)は自分が栽培した限りでは
他のプセウドリトスよりは容易に栽培できる感じですが、寒さに弱い点と
極端な根の乾燥を嫌う点では同様で、唯一、光線に関して許容幅が広く感じました。
光線が強い方がより黒い肌を見れることと、背の低いコンパクトな群生を楽しめることなどから
強めの光線を推奨したいですが、なにぶん小型故、雨上がりの急激な強光線には要注意です。
でもやっぱりプセウドリトスというよりカラルマよね、、、と思ってしまうマッコイでした。
特に凝った編集もしませんし、お見苦しい点も多々ある
小汚い栽培場内で栽培中の植物記録的な短い動画ばかりになりますが
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