パロディア ルチランス ( Parodia rutilans ) ex.Notocactus 紅冠丸

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パロディア ルチランス ( Parodia rutilans ) ex.Notocactus 和名、紅冠丸

 

 

紅冠丸の方が通りがいいのでしょうか、、、自分はルチランス=紅冠丸だったのね!と、

後になってから知ったのですが(笑)

 

かつてはノトカクタス属に分類されていましたが

現在はパロディア属に統合されており

学名のrutilansの名称は、reddish-orange を元に

おそらく刺の色からこう命名されたようです。

また亜種としてveenianaの存在が知られていて

こちらは中刺が1本で肌色が明るい緑のタイプになります。

 

パロディア ルチランスは小型で通常群生はせず

短頭で生育するサボテンです。

あえてノトカクタスを使いますが、、、

黄花が多いノトカクタスの中では少数派になる

ピンク色の花を着けます。

 

 

 

 

栽培者の主観による形態、特徴

 

 

多少背高になる小型球形種です。

一つのアレオーレから比較的多くの

硬く鋭い刺を出し

小型品種だからと舐めてかかると

結構痛いですw

刺の中心部は赤褐色で刺先に向かって

白っぽくなっています。

中刺は1本のタイプと2本のタイプが

あるようですが

我が家にいるのは

基本形の2本刺のタイプです。

幼苗時にはアレオーレに多くの綿毛を持ちますが

年数を重ねるごとに少なくなり

柔らかそうな感じが少し失われ

刺物程ではないですが精悍さが増します。

 

サボテンの中では割と早い方で実生後2年位、

家では球体2cm程で初開花をしました。

球体を覆い隠す大輪で初開花でも4~5cmの径の花を着けます。

花はえんじ色の雌しべを中心に

花弁の基部は黄色から先に向かってピンク色

南米種によく見られる金属的な光沢で透明感もある美花種。

今年は野外栽培だったため開花は6月初旬から中旬でしたが

温室内だともう少し早まります。

 

繁殖は基本、子吹きしないので実生になります。

自家受粉するので1株あれば採種、繁殖は可能ですから育成頑張りたいですね。

自生地では絶滅も危惧されているようです。

mueller-melchersii シノニムとされていますが

自分的には少々疑問が残る品種ではあります。

 

 

 

分布、自生地

 

 

南米、ウルグアイ原産

ブラジルとの国境付近から Sierra Largo で自生しています。

 

栽培雑記

 

 

実はこの品種、花が見たいが為だけに実生した数少ないサボテンなんですが、

栽培しているうちにお気に入りの1種となってしまったものです。

密に着く刺のその色彩も美しいですし小型品種とは言え、

球体に対してかなり大きめの美花、

栽培容易かつ1本あれば世代交代も可能という至れり尽くせりな子です。

 

用土は他のサボテン同様、弱酸性を好みます。

ルチランスには肥料分が多少多めの方が元気がいいようです。

陽当たりの良い環境で栽培しますが真夏の直射日光は苦手なのかなと思う節もあり。

その辺が注意点でしょうか、、、

後は寒さに決して弱い訳ではないのですが

冬季の過湿は腐りやすい傾向がありますね。

逆に生育期にはかなり水分を必要とします。

 

 

まとめ、開花

 

 

それでは、お楽しみの開花画像を上げて締めたいと思います。

 

 

今日開くかなぁ、、、と開花直前の蕾です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開きました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刺も花も美しいです。

 

 

 

それでは、今回はこの辺になりますが

また必要に応じて追記することもありますので再訪問をお待ちしておりますね。

 

 

 

 

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