ムイリア ホルテンセ ( Muiria hortenseae ) 宝輝玉について

この記事は約4分で読めます。

 

ムイリア ホルテンセ ( Muiria hortenseae ) 宝輝玉について

 

ムイリア ホルテンセ (Muiria hortenseae) 和名 宝輝玉

 

緑色の球体全身を産毛が覆い青緑色に見える

1属1種のメセン科の植物です。

 

どうも私は1属1種に魅かれるらしく

このムイリアも例に漏れず栽培から外せない1種なのです。

 

産毛に覆われたウズラの卵みたいな球体で、見た目の可愛らしさももちろんですが

その可愛らしい姿と相まって、栽培の難しさはメセン類の中でもトップクラスという

手強さも栽培意欲を掻き立てられるのですが、、、w

 

他のメセン類と同じく成長期は秋から春で毎年脱皮をしながら成長していきます。

大きさは単頭でおよそウズラの卵大、その後は分球して群生株となっていくのですが

なかなかそこまで上手くいかないのが現状です。

花は白~淡いクリーム色で成長開始直後、脱皮と共に咲くことが多いようです。

 

自生地の土壌が塩分を含んだ土地のために

栽培用の培養土も塩分があった方が育ちやすいともいわれています。

 

 

 

産地、分布

 

ムイリア ホルテンセの自生地は

南アフリカのWestern Cape地方、小カルー(Little Caroo)と言われる地域にある

Langeberg山の近くに生育しており、現地の土壌は塩分を含んだ石英質の土地で

本種の他、

同じメセン科のGibbaeum album(白魔)も同じ場所に生えていることが知られています。

 

 

 

栽培

 

うちではムイリア ホルテンセも実生が基本となっています。

ある程度の大きさまではコノフィツム等の球型メセンと同じ管理で順調に育ちますが

大体、1.5cmくらいの大きさになってくると難易度が増してくるように感じます。

 

その後は腐るわけでもなく、なんとか数年は維持出来るものの

段々と苗が減っていく、極めて消極的な栽培が現状です。

 

自家採種による世代交代や繁殖も出来ておらず、お恥ずかしい限りなのですが

実生栽培の記録を上げておきます。

 

 

実生記録

 

 

1.実生してひと月くらいです、いくつかは産毛が生えた新球が確認できます。

 

 

 

 

 

2.同じ苗ですが別角度から

 

 

 

 

 

3.一度目の脱皮が完了してムイリアらしい姿になってきました

 

 

 

 

 

4.ほとんどの苗が一度目の脱皮を完了したので植え替えしたときです。

 

 

 

 

 

5.同じ時のものをアップで撮影

 

 

 

 

 

6.2回目の脱皮も終わりほぼ成球と変わらない姿

 

 

 

 

 

 

 

7.すでに分球している苗も出てきています。

 

 

 

 

 

 

8.高さが2cmくらいまで育ちましたが、うちではこの先が、、、

 

 

と言う感じで

なかなか克服できていないムイリアです。

 

うちでは特に塩分を入れたりはしていませんが、

もちろん、いくつかの鉢には試験的に入れてみました。

 

結果、この後にこじれてくる状況は変わらず

なんとか打開策を思案しています。

 

 

 

 

まとめ

 

ムイリア ホルテンセ

とにかくこの品種は誰もが苦労しているのでは?と思うほど

上手く栽培方法がつかめません、、、

 

現時点では、実生から開花間近の苗までは問題なく育ちますが

そこから先が先細りで、色々と環境を変えてみたり用土のphを変えてみたり、、、

 

常に種子を入手していかないと種の保存が出来ていない状況です。

 

この気難しさをなんとかしたいのですが、、、、

 

 

 

スポンサーリンク
error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました