多肉植物ってなぁに?

目安時間:約 6分

多肉植物とは

 

多肉植物の定義って何なのでしょう...

 

例えば日本人の我々にも馴染みの深いユリ科を例にとってみます。

日本には球根のあるヤマユリが自生しています。

 

また南アフリカにはハオルチアの様に葉や根が肥大して

水分や養分を蓄えるいわゆる多肉植物として扱われる物もあります。

 

そうすると分類学的な区分けではなく、どうやら生態や形態から分けられた物のようです。

 

そこで多肉と付いているからには

葉や茎、根が肥大して養分や水分を蓄え乾燥に耐える事が出来る植物と仮定してみます。

疑問が出てきませんか?

 

タマネギは?

ジャガイモは?

等々

 

答えは否ですね

仮定した特徴を備えているにもかかわらず野菜として日常的に扱われているために

多肉植物としては扱われません。

 

更に、園芸的に観賞価値がある物を条件として加えてみます。

だいぶ絞られてきてなんとなくわかってきた感じです。

 

でも...園芸的に観賞価値があっても

ランや球根類は条件を備えているにもかかわらず

多肉植物のジャンルでは扱われません。

これはすでにランにはラン専門の愛好家がおり球根にも同様の理由がある為です。

 

「ここで一端 CAM植物 という言葉だけ覚えていておいてください。」

 

このように微妙な位置付けにある多肉植物ですが

専門的な事はさておき

付き合っているうちにわかってくる魅力的な面白い植物群です。

 

基本は葉や茎、根が肥大して乾燥にも耐え

観賞価値があり栽培意欲をそそられる物で良いと思っています。

 

 

 

CAM植物

 

CAM型光合成を行う植物の事ですが、ここではざっくりと書いておきますので

詳しく知りたい方は次のリンク先の記事 CAM植物とはをご覧ください。

 

普通の植物は日中に光合成を行いますね。

要するに通常は葉裏に多く見られる気孔を開き、空気中の二酸化炭素を吸収し

日光のエネルギーを使って養分となるデンプンやショ糖などを合成するわけです。

 

CAM植物 は逆に夜間にこの作業を行うことで過酷な環境に耐えるために

生育する仕組みを持った植物のことです。

 

二酸化炭素をあらかじめ夜間に備蓄しておくことで昼間は気孔を開かずに水分の蒸散を抑え

充分な光の元で高い能率の光合成を行うことができるようになったのです。

 

二酸化炭素の貯蔵は夜間、リンゴ酸などの有機酸の形で蓄えられ

日中の光合成の際には再度二酸化炭素に戻されデンプンやショ糖を生成します。

 

主にサボテン、多肉植物や着生植物等、過度の乾燥地帯であったり高温多湿であったり

ストレスの多い環境下で生き残るための光合成の形態をCAM型光合成と呼びます。

 

多肉植物には特にこの特徴を持つ物が多いため一つの目安として

覚えておくのも良いでしょう。

 

 

 

まとめ

 

ようするに多肉植物は学術的見地から見る分け方ではなく

園芸的な見地から見ての判断なのですが、世界的に見ても

cactus&succulents

と呼ばれるように共通の見かたがあり、

この植物群と接していると自然とわかってくるものなんです。

 

葉、茎、根の内部に水を貯蔵出来る肥大した組織を持つ植物の総称で

なおかつコレクションや栽培の対象となる植物群といったところでしょうか。

 

また奇想天外(Welwitschia mirabiris)という植物が多肉植物の分野で扱われるように

極地的な環境で生き抜いているというのも条件のひとつかもしれませんね。

 

多肉植物のうちで、サボテン科が非常に種類の多い科であるために

世界中の園芸家、栽培家ではサボテンとその他の多肉植物とに分けて呼ばれていますが

サボテンも多肉植物なんです。

 

趣味家の一員であるならば

「サボテンは多肉植物とは違う」

とか

これらをひっくるめて

「これ全部サボテン?」

とか

言わないような最低限の認識があれば、

あまり厳密に考える物でもなさそうです。

 

現に私だって

何も知らなくて全く興味もない人に

「これもサボテン?」

って言われても、めんどくさいから否定しませんもの www

 

例えば

これは多肉

 

 

これはサボテン

 

 

なんて説明しても

興味がない人からみたら

 

「どっちも一緒!ナニ言ってんの!」

 

と、必ず言われます。

 

このような世界にあなたも足を踏み入れてしまったんですょ、、、

 

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プロフィール

そらりす

変わった生態、形態の植物に嵌って

30数年が経ちました

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